前回のつづきです
ホーエンザルツブルク城塞へ
大聖堂を出て、次の目的地であるホーエンザルツブルク城塞に向かいます。
すぐ近くに城塞がそびえ立ってます。そして……この広場には大きなチェスと、「巨大な金色の球体の上におじさんが乗っている」という謎のオブジェがありました。
なんだろうこれは……
城塞へはケーブルカーで行くことができます。ケーブルカー乗り場は先ほどの広場のすぐ近くですが、結構な急勾配の坂を歩く必要があります。
入り口はあまり目立たないですが、中に入ると美術館の入り口のようなチケットカウンターと入場ゲートがあって結構現代的でした。前回のブログで書いたザルツブルクカードを持っていると、入場ゲートのセンサーにかざすとゲートが開き、乗降場に入れるようになっています。ハイテクだった…
ケーブルカーを降りたら坂道を上っていきます!やっぱり城塞なのでそう簡単にはたどり着けないですね。この時点で景色が綺麗です。あと標高高いところに来たな~って感じの空気でした!
展望台からザルツブルクの街を一望しました。曇り空でしたが、新市街の方までよく見えてすごくいい景色です!!
よく見るとさっきの広場(金の玉)があるのと、そのすぐ近くにある大きなドーム屋根の建物が大聖堂だとわかります。
別の場所からの眺め。本当に山のふもとの街という感じです。
景色を楽しんだ後はお城の本体へ!ガイドツアーだとじっくり見られるみたいですが、自由見学でさらっと見て回りました。石造りで丈夫そうです。
この城塞も中世に大司教が建てたもので、歴史的には国王vs教皇バトル(有名なカノッサの屈辱というやつ)の後に備えとして作ったみたいです。格好いいレリーフや大砲がありました。
ちょっとした広場のような場所もありました。ここを見ると"城塞"というイメージとは違って、なんだか普通に人が生活してる町みたいな雰囲気です。
このへんで疲れたので(ザルツブルクについてから昼食のとき以外は立ちっぱなし&歩きっぱなしだった)ベンチでしばらく休憩していました。近くにはお土産ショップもあり、男の子が好きそうな……甲冑騎士の人形とか中世的な騎士的なグッズとか、城塞と関係ない子供向けおもちゃなども売ってました。そういえばここに限らず、観光名所の売店ではお手頃な感じの羽根ペンがどこでも売られてたんですよね。日本で言うご当地キティボールペンみたいな存在なのか…!?
あと塩も売ってました!ザルツ(salz)=塩 です。ザルツブルクは塩で栄えた都市なんだよという豆知識でした。
実はここトイレなんですよ。雰囲気づくりに余念がない。トイレ自体は普通の現代的なトイレでした!
そうしてなんやかんやでケーブルカーで城塞を下り、中央駅に戻るためバス停を探しつつ歩こうかな~ということになりました。今度は歩いて川を越えます。
川を越えて新市街に入るとほどなくして立派な建物がありました。調べてみたらここは三位一体教会というところで、外観しか見られなかったのですが中も美しいみたいです。
この教会のすぐそばにはモーツァルトの住居や、世界的指揮者カラヤンの生家などがあります。カラヤンってザルツブルク生まれだったんですね…。ウィーンが音楽の街として有名ですがザルツブルクもすごいです。
今回は旧市街を中心に回ったので新市街はあまり観光できませんでしたが、新市街にも宮殿や歌劇場など名スポットがたくさんあり、何日か滞在してじっくり観光するのもよさそうだな~と思いました!
駅の観光案内所でもらってきた地図です。道がどこでどうつながってるんだこれーー!!と現地で大混乱でした。絶対迷いたくない人は事前にリサーチしておいた方がいいかもしれません。
しかしザルツブルクはコンパクトな中に見どころがたくさんある街で、ふらっと歩くだけで楽しく観光できるし、また道に迷った先で思いがけずいい体験ができるのも旅行の醍醐味なのかも…!?
そんな感じでザルツブルクを一日観光して、ウィーンの宿泊先に戻りました。
楽しかったなあ……。今回の記事で旅の記録としては一旦おしまいですが、書ききれなかった些細なこととかこぼれ話的なものをそのうち更新できたらいいな~と考えています。