旅行の話 第3回 ~教会など~
旅行中にいくつか教会を訪れました。もう少し後に記事にしようと思っていたのですが、読んでいた小説に影響されて教会について書かねばという気持ちになり…!
日本にいると教会を訪れる機会は多くないですし、そもそもクリスチャンでなければどこにあるのかもあまり知らないですよね。ウィーンを訪れて、街の至るところに教会があるのは不思議な感覚でした。日本でいえば寺や神社がそうだと思えばしっくりくるんですけどね。
いくつかの教会を訪れましたが、そのどれもがすごく素敵だったことは、この旅行の中でも特に印象に残っています。
アウグスティーナー教会
宮廷教会として王族の結婚式などが行われた教会です。ホーフブルク(王宮)に隣接していますが、目立つ感じではなく、少し奥まったひっそりした場所だったような記憶があります。受付などもなく入っていいのかな?と恐る恐る扉を開けると、中はとても静かで厳かな雰囲気でした。
シュテファン大聖堂
尖塔がインパクト大!な、ウィーンを代表するゴシック建築の大聖堂です。見るからにゴシックというか…この装飾の細かさ…!
Stephansplatzという名前そのまんまな最寄り駅もありますが、オペラ座のあるKarlsplatz駅から、ウィーン1の繁華街(たぶん?)ケルントナー通りをしばらく歩いていくと辿りつきます。街の賑わいの中にあるんですよね。周りは大きな広場になっていて、日本にはないヨーロッパの風景だなあと感じました。
中に入ると本当にスケールがすごい……。
また、別料金がかかりますがエレベーターで屋上(?)に行くと、特徴的なモザイク屋根と、ウィーンの展望を見ることができました!歴史と文化の豊かさを感じますね。
そういえばこのウィーン旅行はかなり天候に恵まれていて、綺麗な景色を楽しめたのでラッキーでした。
こんな感じで素敵でした!余談ですが、高い場所なのでめちゃくちゃ風が強かったのと、落下防止のフェンスも結構年季が入ってるので足元見るとヒュンッってなります。高所恐怖症の人にはおすすめしません。
あと写真撮ってる間スマホを落としそうで気が気じゃなかったですね…!
このシュテファン大聖堂の近くで見たものも一緒に載せておきます。
カールス教会
Karlsplatz駅からしばらく歩いたところです、ちなみにここまで紹介した教会全部この駅から歩いて行ってます。Karlsplatzにさえ行けたらウィーンの名所をかなり回れる説。
分離派会館(また別の記事で書きます)のすぐ近くにあり、そこを訪れるついでにこのカールス教会に寄りました。
シュテファン大聖堂が「ザ・ゴシック」ならここは「ザ・バロック」という感じですね!ドーム型の屋根や、曲線モチーフの装飾が優雅です。
この教会はガイドブックでもそれほど紹介されておらず、事前知識ゼロで訪れたのですが、中に入ってとても衝撃を受けました。
まずこの球体はなんだ!?元からあったとはとても思えないこの…!何の説明もなかったのですがおそらく、上からだとこう見えるよというのを分かるようにしているんですかね…?
私の写真では伝わりきらないスケールなんですけど、本当にすごかったです。ドームから差し込む柔らかい光が祭壇に降り注いでいて、そしてこの壮麗な彫刻と…まさに天に導かれるような印象でした。
聖歌隊席らしき場所にはラッパを吹く天使の彫刻があって、それも素敵です。
写真には入っていないですが、聖堂内には工事用のエレベーターと足場が設置されていました。天井画の修復に使ったものをそのまま残しているようで、天井の近くまで上がって天井画を間近で見ることができました。
ということで、もうこれしか言えないんですが本当に素敵でした。
ちなみに、最初に書いた「読んでいた小説」というのはこちら ↓
今回の旅行ではそこまで組み込めなかったんですが、東ドイツも行ってみたいんですよね。ベルリンとかドレスデンとか…特にドレスデンの聖母教会はいつか自分の目で見てみたいな…。
↑あと、ザルツブルクでもすごく綺麗な教会を見学しました。
それについてはザルツブルク編としてまとめて記事を書きたいな~と思っています!