なにか_a

@matiya_a

旅行の話 第2回 ~名所・宮殿~

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今回は訪れた名所について書いていきます。もう前置きなしでいきますよ

オペラ座

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 地下鉄Karlsplatz駅を出るとすぐ目の前に!ウィーンで初めて訪れたのがここで、本当にウィーンに来たんだ…!!と感動しました。しかし中には入ってないんですよね…でも周りをぐるっと歩いただけでもすごくきれいでした。ただしここを通ると必ずチケット売りの人がガンガン話しかけてきます。

 あとオペラ座のショップは、チケットを持っていなくても外から入って買い物できます。オペラやバレエ関係の書籍・DVD、定番のウィーン土産などが売られています。私はウィーン少年合唱団のCDを買いました!

 

ホーフブルク(王宮)

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 オペラ座から少し歩いたところにあるホーフブルク。数百年の歴史を持つハプスブルク家のメインの居城です。どういう構造なのか分からずなんとなく入ってなんとなく外に出たような…この写真は王宮の後ろ側かな?正面は見れてないです。でも格好いい!!歴史を感じさせる佇まいです。

 

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 中に入ってチケットを買うと、まず銀食器コレクションの展示がありました。実際に王宮で使われていた銀食器や陶磁器、リネン類が展示されていて、こういうの使って食事してたのか~とか使用人はこんな大量の食器を運んでいたのか…とか想像できて面白かったです。日本語のボイスガイドがあるので安心して回れます!

 順路を進んでいくと、宮廷のダイニングルームや皇帝の執務室などの部屋の前を見学できて、最後にシシィ博物館があります。シシィって言ってどのくらいの人が分かるかな?宝塚などのミュージカルで有名な、皇妃エリザベート。現地では「シシィ」という愛称で親しまれています。

 

 ざっくり説明すると彼女はとても美しい人で、皇帝に見初められて結婚したのですが、窮屈な宮廷生活から逃げるように旅を繰り返し、最期は旅先で暗殺されてしまったという…。そんな彼女の素顔に迫るような展示がされていました。自由な鳥に憧れる内容の自作の詩とか旅行道具の数々とか、どういう思いでいたんだろう……。生前はそこまで持ち上げられていなかったのに、亡くなったあとで悲劇の皇妃!的なブームが巻き起こったという解説がものすごく印象に残っています。考えさせられる…

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たぶん王宮の一角です

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ちょっと中世っぽい?

 エリザベートの夫、フランツ・ヨーゼフ1世は、激動の19世紀、終わりに向かうオーストリア帝国を生涯にわたって統治した人物です。すごく真面目に働き、質素倹約を重んじていたそうです。皇帝の執務室っていうと普通は豪華なイメージだと思うんですが、この人の場合は机もシンプルだしベッドも鉄製の簡素なもので、人柄を感じました。そんな執務室に、美しい妻の肖像画が飾ってあるんですよ……きっとずっと愛してたんでしょうね……。となにかと切ない気持ちになった王宮でした。

 

国立図書館

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 写真いっぱい載せてしまう…

 世界で最も美しい図書館の一つと言われているオーストリア国立図書館。ホーフブルクの敷地内にあります。

 お分かりいただけるでしょうか……この本棚の装飾、天井画………こんなすごい場所で本読めます??? 
 ここはかなり日本人観光客が多かったです。私も一度訪れてみたいな~と思っていたので行けてよかったです!このときちょうどベートーヴェンについての展示をやっていて、ベートーヴェン直筆の第九の楽譜やデスマスクなどを見ることができました。

 

シェーンブルン宮殿

 今回の記事のトップ画像の、ウィーンといえばここ!という代表的な名所です。このシェーンブルン宮殿だけ中心地から少し離れているのですが、それでもオペラ座のあるKarlsplatz駅から、地下鉄で15分くらいで最寄り駅まで行けました。ハプスブルク家の本拠地であるホーフブルクは歴史が長くて本当に街の中心にあるのですが、ここは夏の離宮として使われていたのでやや郊外にあるんです。

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ウィーンの消防車!レア!

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この時点でめちゃくちゃテンション上がった

 まさに優雅な宮殿といった雰囲気!

 いざ中を見学するぞ~!と意気込んでいたのですが、まず入り口が分からず、しばらく右往左往しました。入り口は真正面じゃないんですよ…。そうこうして受付でチケットを買うと宮殿の中を見学できます。ちなみに、「シシィ・チケット」という共通チケットを買うと、1枚でホーフブルクとシェーンブルン宮殿のどちらも見学できるうえに、TDRファストパスみたいな感じで優先的に入場できます。

 宮殿の中は本当に華やかで素敵でした!ロココ様式で統一されていて、ところどころにシノワズリ的な、中国風の部屋や調度品もありました。大広間の天井画がすごかった…。あとここも日本語の音声ガイドが用意されていてありがたかったです。

 

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  宮殿内を見た後は庭園側に出てみました!まだ冬だったので庭園の花は全然咲いてなかったんですが、4月5月くらいになるとすごく綺麗みたいです。

 シェーンブルン宮殿マリア・テレジアの時代に大改築されて今の姿になりました。この外壁のクリーム色は「テレジアン・イエロー」と呼ばれていて、ガイドブックによれば金色で塗るのは予算的に厳しかったからこの色になったとか……でも金色よりもこっちの方が断然上品で優美でいいと思うな!!サイズ感もベルサイユ宮殿よりはコンパクトで(ベルサイユ行ったことないけど)、この控えめな感じがなんともオーストリアらしいな~と私は勝手に思ってます。

 

  真ん中にあるバルコニー的な場所にも登れます。

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 遠くに見えるのは「グロリエッテ」という展望台です。行けたら行ってみたかったんですが、かなり遠くて今回は諦めました…。このグロリエッテの中は素敵なカフェになっているのでいつか行ってみたいですね。
  宮殿自体はそこそこの大きさですが、敷地がかなり広大で、なんと動物園もあります。しかも現存する世界最古の動物園なんだとか!すご!!

 

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 本殿(?)以外の建物もテレジアン・イエローで統一されていてとてもおしゃれでした。シェーンブルン宮殿は長らくあこがれの場所だったので本当に行けてよかったです!!天気にも恵まれて……。

 

 ということで今回はここまでとします。このペースだと全部書くのにどのくらいかかるんだ…と思いつつ、今後もたまーに更新していく予定です。