なにか_a

@matiya_a

旅行の話 第4回 カフェ・食事について

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ウィーンの食事はどれもクセがなくて美味しかったです。全体的にシンプルな味付けで、日本人も食べやすい味なんじゃないかなと思います!

最初の写真はある日のホテルの朝食です。

泊まったのはビジネスっぽい比較的安めのところだったのですが、朝食がものすごく美味しくて感動しました。特に卵とハムが最高で……卵は絶妙にふわっとろっとしていて……自分で好きなものを取ってくるスタイルなのですが、ハムは何種類かあって、さらにソーセージとベーコンもあるあたりがドイツとかオーストリアっぽいですよね!肉いっぱい食べそう。私はこの写真の下になっている方のハムが一番好きで、できるなら買って帰りたかったです(検疫の関係でだめです)。チーズも2、3種類ありました。

主食は食パンや黒パン、クロワッサン、マジパンの入った甘いお菓子系パンなど盛りだくさんでした。あとコーヒーも!ブラウナー(少しミルクの入ったモカ)、アメリカン、モカカプチーノエスプレッソなど種類が豊富でした。私はブラウナーにホットミルクを注いでカフェオレにするのがお気に入りでした。飲み物は他にもオレンジジュースや紅茶、フルーツウォーターみたいなものもありました。

滞在中ずっとこのホテルで朝ごはんを食べていたのでね…書くことがたくさんありますね!朝食が楽しすぎて、毎回写真を撮ってツイッターに上げるなどしていました。

カフェ・レストランの食事

ウィーンは歴史的にカフェ文化が盛んな街で、街のあちこちに老舗のカフェがあります。ウィーンのカフェではテーブルごとにウェイターが一人つき、そのウェイターが注文を受け料理を運び、最後の支払いまで担当するというシステムになっています。メニューはコーヒーと紅茶、サンドイッチやスープなどの軽食、そしてスイーツというのがおそらくどこのカフェにもある基本的なラインナップです。軽食と書きましたが結構ボリュームもあって、昼でも夜でもしっかり食事になるような感じです。

 

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ホーフブルク(王宮)の敷地内にあるカフェです。一番手前がグラーシュというウィーンでは定番のハンガリービーフシチュー、右はこれも定番のウィーン風カツレツ・シュニッツェル、左のは確かトマトスープだったかな?サワークリームが添えてあります。

ウィーンで最初に入ったお店がここだったのですが、このとき思い知りました…一人につき一つの料理を注文すると食べきれないということに…!この写真だと伝わらないんですけどサイズ感が全然違うんですよ!ウィーン人はたくさん食べるんだなあ…。最初だったのでウィーン名物よくばりセットみたいになっていますね。どれもとても美味しかったです!

ここの店員さんがとてもお茶目で、我々がたどたどしく注文するごとに「Wonderful!」「Sensational!」なんて合いの手を入れてくれたり…ウィーンの人は全体的に優しくて、特にほかのお店でもカフェ店員さんは観光客慣れしているのもあるのかすごくあたたかく迎えてくれて安心しました…ありがとうございました本当に…。

 

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シェーンブルン宮殿の敷地内にあるカフェ・レジデンツというお店です。

左手前のは卵とじゃがいもでできたモチモチしたなにか(?)。右手前はカイザー・サンドとかそんな名前だったような…確かフランツ・ヨーゼフ一世にちなんだ、チーズとサラミと水菜っぽい野菜のサンドイッチでした。奥にあるのはシシィ・サンドだったかな…?本当に記憶が定かじゃないですが、ハムとチーズのトーストサンドだったと思います。なにかにつけてフランツ&シシィ夫妻がセット売りされがち。

 

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ここは分離派会館(多分次に更新する記事で触れます)のすぐ近くにあるカフェ・ムゼウムというお店です。ムゼウム(Museum)とはドイツ語で美術館のことで、19世紀末のウィーン分離派の芸術家たちが集ったという歴史あるカフェです。内装が素敵でした。ウェイターさんの腰に巻くタイプのエプロン、格好いいですよね…。

そういえばウィーンのカフェは、私が見た限りでは男性の店員さんがほとんどでした。やっぱり重い食器を運ぶからかな?

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テーブルがギッチギチである。

薄くスライスした黒パンに卵やハム・チーズをのせたオープンサンド(見るからに美味しそう)、細切りにしたクレープが入っているウィーン定番料理のコンソメスープ。中央にあるのはカイザーシュマーレンというパンケーキで、酸っぱいベリー系のジャムとりんごジャムが添えられていました。どれも美味しかったです!!

 

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シュテファン大聖堂近くのケルントナー通りで夜ご飯どうしようかな~って探してるときに偶然見つけたレストランです。おしゃれな雰囲気なのに意外とリーズナブルだったので驚き & 店員さんがすごくフレンドリーで、「どこから来たの?日本?ワオ!(ほかの店員さんに向かって)日本から来たんだってー!」というノリで和みました。シンプルな塩味の鶏むね肉のソテー、日本で食べたことある…という味でした。美味しかったです。

ちなみにカフェだとウェイターさんに対して会計とは別にチップを渡すのが基本ですが、レストランなどでは会計時にサービス料が自動的にプラスされていることがあります。ここのお店もそのシステムで、慣れていないのでちょっと混乱しました。

 

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こちらは駅のフードコートで夜ご飯を買ったときの写真です。フードコートなのでイートインスペースはそれなりにあるのですが、この日はあまり遅い時間になると危ないかなということでホテルに持ち帰って食べたんですよね。左から順にアジア風焼きそば、寿司、フライドチキン、シュニッツェルです。全体的に茶色いな。

カップ入りの焼きそばはドイツやオーストリアでも人気のファーストフードです。一度食べてみたかったんだよね~!日本の焼きそば屋台みたいな感じで、店先で鉄板の上で炒めていました。味付けは何種類かあるみたいでしたが、一番スタンダードそうなものを買ってみたところ中華風の塩焼きそばでした。麺がモチモチで美味しかったです!

寿司はスーパーでも売ってましたしザルツブルクには「Japanese Sushi」なお店もありました。ネタはサーモンしか見たことがないですが…オーストリアには海がないのですが川が多いのでマスがとれるみたいです。ちゃんと醤油と箸も付いてきます。

 

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Nordseeというシーフード系ファーストフード店のサンドイッチです。エビがぷりぷりで美味しかった…。このお店はチェーン店で、ウィーンにもザルツブルクにもいくつかありました。シーフードを挟んだサンドイッチがたくさんあって、どれも美味しそうで迷いました。白身魚とフライドポテトのフィッシュアンドチップス的なメニューもあり、シェアして食べたのですがなかなかのボリュームでした。

ちなみに、オーストリアのファーストフード店ではドリンクはペットボトルの水やジュースが置かれていて、自分でレジに持っていくスタイルでした。

紅茶とケーキ

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オペラ座のすぐそばにあるカフェ・モーツァルトというお店です。クラシックな雰囲気の店内で、オレンジのレアチーズケーキと紅茶をいただきました。ケーキは下のクッキー生地にオレンジリキュールが染み込んでいて美味しかった…。後で知ったことですがここはカフェ・ラントマンというお店の系列店で、このラントマン系列のカフェではケーキのラインナップが共通になっています。例えば先に紹介したカフェ・レジデンツにもカフェ・ムゼウムにも、このお店と同じケーキがありました。名前も内装も違うけどチェーン店のようになっているんですね~。

紅茶はデンメアティーハウス(Demmers Teehaus)というブランドのアッサムです。これが本当に美味しくて…!大きめのティーバッグとお湯入りのポット、ティーバッグを置くための小皿が付いていて、2~3杯楽しめるようになっています。美味しくて、他のカフェに行ったときにリピートしたくらい気に入りました。砂糖の結晶のスティック(マドラーシュガーと言うそう)が付いているのもすごく素敵ですよね…!

六本木にカフェ付きの店舗があるみたいなのでいずれ行こうと心に決めています。

www.demmer.co.jp

 

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カフェ・ザッハーのザッハトルテです!!!有名ですよね!ここもオペラ座のすぐそばにあり、一流ホテルであるホテル・ザッハーの一角にある格式高いカフェです。

ザッハトルテはしっかりボリュームがあり、しっかり甘い!表面のチョコレートは半分糖衣がけみたいなざらっとした食感で、しっとりしたスポンジの中にアプリコットジャムが挟まれています。たっぷり添えられた甘くないホイップクリームと合わせて食べるとちょうどいいバランスでした。とても美味しいですがとても甘くボリューミーなので心してかかろう。これがオリジナルのザッハトルテ…という感動に包まれました。

コーヒー

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アインシュペナー(Einspänner) …日本で言うところのウィンナー・コーヒーです。ホットコーヒーと生クリームが1:1で、透明のグラスで提供されます。生クリームは甘くなく、ふわっと軽くてまろやかでした。添えられた角砂糖もなんだかお洒落ですよね。ちなみにウィーンではどのお店でもコーヒーを注文するとセットで水が付いてきます!

 

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メランジェ(Melange)…オーストリアで日常的に飲まれているコーヒーで、エスプレッソに泡立てたミルクを加えた、ほぼカプチーノと同じものです。カフェ・ザッハーのメランジェにはホイップクリームがのっていました。お店によって微妙に違いがあるようです。

カフェのメニューはまだ他にもたくさんあるので、今度行けたらいろいろ試したいですね…!

 

おまけ

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ビーフにしようビーフにしようと思っていたのに「Beef or Chicken?」と聞かれて反射的に「チキン」と答えてしまった機内食。違うんだ逆の順番で聞かれていたらビーフって言えたはずなんだ…!(チキンも美味しかったです)

フィンエアーだったので、ナフキンや紙コップがマリメッコ柄で可愛い。あとドリンクサービスにブルーベリージュースがあったのもフィンランドを感じました。

 

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ヘルシンキ空港の売店で買ったコーヒーとツナサンド。ツナたっぷりで美味しかった!!

 

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SPARという大型スーパーの生絞りオレンジジュースです。これ本当に感動してツイッターにも書いたのですが、機械にオレンジがセットされていて、その場で絞ってくれる自販機なんですよ!斬新で面白かったし、なにより本っ当~~に美味しかったです!!またウィーンに行けたら絶対に飲みます。

 

さらに余談

唐突ですが、宝塚のサブスクがありまして…(https://tv.rakuten.co.jp/content/67779/)

月組さんの2019年公演「I AM FROM AUSTRIA」を最近見たのですが、楽しくて面白くて素敵でした!元はウィーン発の人気ミュージカルで、好きなシーンがたくさんあってちょくちょく観返しています。個性豊かな登場人物たち、耳に残る楽曲の数々…超絶美しい人が悪い顔で「札束に包まれ~踊れよ~踊れよ~♪」ってゲスい曲を歌う。好き。ホテルの制服がかわいいのも良いです。

あと……なにより……最後にとある男性同士カップルが爆誕するのですがめちゃくちゃかわいくて、太陽属性の……ここの絡みかわいいなとは思ってたけどまさかそんな。初見びっくりしたけど、改めて観なおしたらしっかり恋が生まれていた~!幸せになってくれ~~!

こんな紹介であれですが下に公演ページのリンクを載せておきます。

宝塚ってハードル高そうに思われるかもしれませんけど、配信なら今は結構気軽に観られるのでおすすめですよ!

kageki.hankyu.co.jp